EVE

20周年を通過点にいつまでも活躍して欲しい

EVE 1995.4.8 のサインがある日経新聞のコピーを読み返して ******************************************************************
 私が見てきた踊り子さんの中で、一番、息長く活躍している一人がイヴさん である。表記の新聞コピーは、「私は日本人」というコーナーで、「裸で生まれて 裸で生きて」という表題で、神代弓子(31歳)と紹介されている
 私はその記事を読み、その時彼女が出演していた晃生ショーへ持って行った。
まだ見てなかったようで熱心に記事を読んでいた。
コピーしてそれにサインをしてもらい、今も大切に置いている。
 その記事において、EVEは次のような紹介をされている;
静岡県の中学2年生の時、百メートル走の県記録を塗り替え、陸上の道へ進むことを決意。
私立高校への推薦入学も決まった。ところが、3年の春にアキレスけんを切り、歯車が逆に回りだす。
推薦は取り消され、中学を卒業して半年後に地元の百貨店に就職した。
 18歳の時、東京の友人と遊ぶうちに、誘われてノーパン喫茶のバイトを。その夏、風俗専門誌に
載った記事をきっかけにマスコミが殺到。”風俗出身のアイドル” がイヴ誕生する。雑誌のグラビアや
写真集、テレビの深夜放送、ドラマ、映画‥‥。芸能界入りして2年間は休みなし。
 結婚、離婚を経て復帰。大阪市内に引っ越して今は、ストリップ劇場の仕事を中心にして、
年間120日は舞台に立つ。有名になって脱がなくなる女優が多いが、「自分は裸からスタートした。
それを拒否することは自分を否定することだから」。お客さんに喜んでもらえる限り、舞台に出るのが
目標。一方で、暖かい家庭を持つことにあこがれる。高齢出産になるまでは、もう一度結婚して
子供を生みたい。
 自分の若い時に比べて、様々な性風俗がはんらんする。「女の子ではなく、興味をそそる商売を
考える人が悪い」。ストリップは健全なお色気。露骨に性を売り物にした商売とは違うと思う。
普通の女の子があっさりと風俗に身を転じる時代。性の低年齢化に「中高生はこれから自分の
やりたいことを探す可能性豊かな時。よく考えて行動してほしい」

 記事にサインをお願いした時、私は「21世紀まで僕たちのEVEとして頑張って
欲しい」というメッセージを書いて渡した。私の希望はかなって、彼女は21世紀に
なっても活躍し続けている。最近、といっても2002年5月のことだが、渋谷道劇で、
ツーショットポラを撮った時、彼女は「再来年で20周年になります。まだまだ
頑張るので、よろしくお願いします。」というような事を言っていた。