花岡舞と星ひかる

美人姉妹ダンサー

スポーツ新聞の記事を読んで、初めて姉妹と知りました ******************************************************************
 1995年の11月末〜12月の頭にかけ、連休が取れた私は、これぞチャンスと
関東遠征をした。川崎〜上野〜渋谷と回った。その時11月結の楽日に上野で
星ひかる、12月頭の初日に渋谷道劇で花岡舞を見ている。しかしその時は
姉妹ダンサーだとは全く気づかなかった。
 半年ほど後のスポーツ新聞の記事で、二人が姉妹であることを知った。
その時の記事には花岡舞がストリッパーになる日の思い出が書かれており、
とても興味深い内容であったので、今もその記事をスクラップしており、たまに
読み返してみては、現役の踊り子さんと重ね合わせて想像したりする。
 その記事によると、花岡舞の場合は、妹(星ひかる)を誘って2人でストリッパー
になる気で道劇を訪れている。妹ががイヤといっても、自分だけでもストリップ界へ
入るつもりだったらしい。彼女は、お酒が弱かったので、ホステスにもなれず、
ストリップしかないと決めていたらしい。それでも、ストリップというものが、どんな
ことをするかも知らず、ストリップイコール悪いこと、というイメージしかなかった
世界であったというから、飛び込むは相当な覚悟が必要だったろう。
 渋谷・道頓堀劇場の坂を、いやだとごねる妹を連れて、グルグル、グルグル、
何時間も歩いたという。「あの階段をどうしても下りられなかった」との事。
確かに当時は、階段を下りたところにテケツがあり、オバちゃんが受付をしていた
ように私も記憶している。
 当時、道劇はポラのないソロステージ中心の舞台内容だったのが、花岡舞には
向いていたようだ。夜のステージがすでに終わってから、オバちゃんが傍らで客席
を掃除する中、午後11時すぎからのレッスン。うまくなるために、ほかの踊り子の
ステージを見て、次第にバリエーションを増やしていったという。
 星ひかるは、もう少し前から見ていてが、スタイル抜群で華麗な板に付いた
ステージ姿から、ストリップが天職のような踊り子さんだと思っていた。こんな経緯
があってストリップにデビューしたとは、夢にも思わなかった。
 熱心なファンがいて、客席で話し声がすると必ず注意をしていた。ファンからも
とても愛されている踊り子さんという印象が残っている