「コンテンツ」
ダンスカットやオープンカット無しなど舞台芸術としての演出の枠組みには
こだわりのある東洋だが、その中身については時代の流れに合わせ変えている。
絶えず顧客ニーズマッチした質の高い内容が求められる一方で、素人ファンや
ポラマニアへの対応、その上で踊り子さんや素人の女の子にかかるコストとの
折り合いをつけねばならないはずなので、一番苦労するところであろう。
今の主流はAV。この7〜8年でコンテンツをAV主流へとシフトさせた。
事務所とのやり取りなどかなりの努力や苦労があるのではないかと想像される。
一方で純粋な踊り子さんの発掘・育成も怠っていない。本人承諾等を得てAV冠が
ついているが本当は純粋な踊り子さんもいるのではないか?と想像される。
今はAVポラを中心とするコンテンツで5人程度で落ち着いていると思われる。
ポラや素人イベントの時間調整と経費の兼合いでこれくらいが適当なのかも
知れない。
私の知る限りでも以下のようなコンテンツ変化があった。
素人のない時代、7〜8人(組)が出演という頃、タッチショーやダブルステージも
あったし、一日5回上演なども試みている。私が初めて訪れた1985年当時は、ソロと
タッチ、トリは白黒で7〜8人(組)というのがスタンダードにしていたように思う。
AVとストリップ、どちらに愛着を持つかは、個人の好みだと思うが、
私は、この2つは競合するのではなく、相互補完というか共生関係にあるのでは
ないかと思うときがある。
AVファンにとってストリップのライブ感・憧れの女優さんを自らの手でポラ撮影
できることは、たまらない魅力があると想像される。
劇場サイドにとっても、集客力ある知名度高い女優さんで、多くのAVファンを
集めポラ売上げを伸ばすことなくして、今の経営は成立たないと言っても過言では
なさそうだ。現役で旬のAV女優さんを劇場に登場させることは売り上げUPの
最重要ポイントと言えそうだ。
その点では東洋ショーはどうだろうか?
私はストリップに愛着があるので、AVのことは詳しくないので情報が遅れている
かも知れないが、ここ3,4年で見る限り、かなりの力を注ぎ、旬のAV女優さん
を出演させているように思う。
今現在、トップスターとか女王とか呼ばれグラビアをかざっている子や、
根強い人気で着実にビデオを出し続けている子がいたり、雑誌等で見て
「こんな有名な子なんだ」と驚くときがある。
一方、事務所などプロデュース側にとっても、劇場出演料は着実な収入だろうし、
ビデオ・グラビア・劇場とバランスよく事業展開することは、リスク回避など
多くのメリットがあると推測できる。
また女優さんにとっても、舞台と撮影と両方の仕事をバランスよくこなすことの
シナジー効果もあるのではなかろうか?
演じて撮られて自分の魅力がスクリーンやグラビアに映し出される世界と、
踊って見せてライブで魅力を自らプロデュースする世界。両方の世界を知って
自らの魅力に磨きをかけ、AVファンもストリップファンも虜にしてしまって
いるタレントさんもいるのではないか?