「海を越えて」〜なたねさん♪さよならの夏〜

「本日がラストステージ、残り3回となりましたなたねさんの素晴らしいステージをご覧ください。」
2012年8月31日のTSミュージック2回目のステージ開始の投光さんの声。粋なアナウンスをしてくれるものだ。
場内後方では、所属する晃生ショーの後輩の青山はるかさん、TS所属の山口桃華さんが見守る中、2回目のステージが始まった。 新作で最後の作品となる「海を越えて」、なっちゃんの2年間の集大成となるミュージカル風の楽しいステージ。 パイレーツの衣装でバレエで鍛えた素晴らしいダンス。明るい笑顔で短剣を振るい宝島のようなストーリー性の高い舞台を演じた。
「狙うはOnly one just for me」「どこかでWaiting for me」。だから海を越えて。
なっちゃんが見据える先には、きっとまだまだ「見渡す限り未開拓の宝島。まだ見ぬ宝を隠したWorld」があるんだね。
「ひとつじゃない宝が何かは知らない」けど「荷を積み込んで 大きく帆を広げて この先は 新しい伝説」
出会った皆への願い「道半ばあきらめはしない者たち」「どうか それぞれの夢をかなえるように」
「どんな時にも 大きく両手広げて運命に立ち向かう」 なっちゃんからの最後のプレゼントは「素晴らしい勇気」

この日、1回目、3回目は白鳥の湖。華麗なダンスショーにベッドパートは7色のイルミネーションカップを花道に配置した幻想的な ステージ。撮影タイムでは駆けつけた女性ファンが有志から集めて作ったお札のレイをプレゼント、涙の抱擁となりました。
また2回目、3回目には7頭にご一緒させていただいた月夜乃空さんも駆けつけてくれました。
そして4回目、ラストステージはやはり「海を越えて」。踊り子さんの友人である北川れんさんも駆けつけ見守る中、 ラストステージに相応しい完璧な出来栄えでした。
ベッドパートでは、この夏のラストステージにぴったりの「さよならの夏」が流れます。
「『海を越えて』かすむ船はさよならの汽笛のこします。」なっちゃんは2年間のステージで何を残したかったのかな?
どんな愛を表現したかったのかな?「たかく ひくく」 歌うメロディ・飛ぶカモメ。「日々のページ つづる」ダイアリー。 「空の海をゆく」小船。
この世界で頑張ってきたけど、「きのうの愛 それは涙」「やがて かわき 消える」。
そして新たに信じる次の世界へ旅立つ。「あしたの愛はルフラン おわりのない言葉」。

なっちゃんの性格によるものでしょう。特に引退イベントも控え、いつものように何もなかったかのように舞台を終えられました。
それでも楽日前の30日あたりからは、今週がラスト舞台と駆けつけたファンも多く、撮影時にはうるうるする場面も見えました。
また楽日は朝からさすがに寂しそうにされてたようです。それでもステージのほうは気丈に舞台女優らしく笑顔でつとめあげられました。
4回目に駆けつけた北川れんちゃんと会ったときには感極まり涙を溢れさせてのハグ、そしてさすがに最後のオープンショーでは、 感極まって涙が溢れてのラストとなりました。2年間本当に素晴らしいステージをありがとう。

北川れんさんのブログに、なたねさんからのメッセージが掲載されていますね。
月夜乃空さんのブログでのコメントも紹介しておきます。


デビュー2週目の2010年8月結時のポラ(私のお気に入りです。)

北川れんさんブログでのメッセージでは、
「最後の最後に、やっと!踊り子さんになれた気がします。 遅かったかもしれないけど、いつも自信が無かった。だから、皆さん、私を最後に踊り子さんにさせて下さって本当に本当にありがとう! ありがとうございました!」とありますが、
初めて拝見したときから完成された踊り子さんでした。既にその週から振付けてもらった出し物と自身のオリジナルの2演目をされてました。
ラストとなったTSミュージック劇場でファンの皆さんに渡していた手紙では、2年間で12作品を演じたことなどが綴られています。
また8月頭の晃生ショーでは、それらの作品を次々と出していった貴重な1週となりました。残念ながら5つくらいしか拝見できなかったですが。。
以下は過去にいくつかレポを書いたのでそのリンクです。
2010年8月結 晃生ショー
2010年10月頭 晃生ショー
2010年12月結 晃生ショー
2011年1月頭 晃生ショー
2011年3月結 渋谷道頓堀劇場
2011年5月結 晃生ショー
2012年3月中 晃生ショー
2012年8月頭 晃生ショー

これは他の場所でも書いたことですが、自分の表現したいことや観てほしいことと、劇場に来る大多数のお客さんが 求めることとのギャップに悩んでいる踊り子さんは結構いると思う。なたねちゃんもそうだったかも知れない。
自身を好きな踊りで表現できる舞台は好きだったにちがいないと思うのだけれど。。。信じた別の道で思う存分活躍して欲しい。
さて、なっちゃんの作品のいくつかは、(「プレッシャーにならなければ、よいのですが…。」と気にしているところも なたねちゃんらしいですが)、他(後輩?)の踊り子さんに引き継がれるようです。北川れんさんもその一人との事。
私の頭の中では引き継ぐから晃生の踊り子さんかな?と勝手に思い込んでいて、引き継げる踊り子さんがいるかな? と心配していたのですが目から鱗でした。れんちゃんなら大丈夫。踊り上手だから。れんちゃんが感じるままに自分の作品に してしまったら良いよ。私の中では、なたねちゃんの存在感を受け継いでくれる(特にダンスパート)のはれんちゃんと そしてミュージカルな舞台女優的なところは京はるなさんかな?
最後に女性ファンの方を通じて、なっちゃんから有志のファンへのメッセージを掲載させていただきます。
『本当に、なんて素敵で、愉快で、変態な仲間だ!!大好きだよー!!!!ありがとう!!ぶちゅぶちゅぶちゅ(^з^)』