劇場名:浅草ロック座
日時:2017年5月6日 13:00〜22:40(敬称略)

”秘すれば花”1st Season
画像は出演の踊り子さんのTwitterへリンクして表示しています。
元の画像がなくなると表示されなくなりますのでご了承ください。

きちっとしたレポは、”舞姫たちへの片恋文”がお勧めです。
【浅草】「秘すれば花 第1期」レビュー


1景.清水愛「紅葉狩」〔全員〕
愛さんをセンターに出演者全員が舞台に並ぶ。プロジェクション映像に照らされた裸体が艶めかしい。
ベッドショーでの愛さん衣装が紅葉が散りばめられたデザイン。流れるような動きも相俟って非常に美しい。

2景.秋月穂乃果「道成寺」〔南〕

穂乃果ちゃんエアリアルティッシューが見事。最後にてっぺんから回転舞台間近まで一気にローリングダウン。
道成寺の鐘が落とされる中に飛び込む能の舞台の終末局面を意識したものか?危険も伴う緊張感漂う見事なステージ。

3景.武藤つぐみ「葵上」

2景終わると、ステージ係の女の子が赤い羽織を本舞台に引いて(葵上は生霊に祟られ寝込んでいることを一枚の小袖を舞台に寝かすこと(出し小袖)で表現)、
照明を落とした中、生霊と化した六条御息所を演じるつぐみちゃん登場。怪しい雰囲気を醸し出し踊ります。ちらりと見える美脚がなかなかに色っぽい。
この景も他の景でも裸はあまり見れませんが、つぐみちゃんの魅力は奥深いのです。

4景.真白希実「巴」

武器を持って戦う巴御前、希実ちゃんにぴったりの役柄。バトントワリングの名手でならした杵柄で見事に大鉈を振るって颯爽と格好良い。
この景のもう一つの魅力は希実ちゃんとバックダンサーによる見応えある群舞のパート。花吹雪が舞い上がりステージが華やか。

休憩時映像から

ムトゥの奥深さはあまり知られていない。

5景.桜庭うれあ「石橋」(しゃっきょう)〔清水、武藤、みおり〕

今一つ能のストーリーとの繋がりは理解できないが、うれあちゃんの元気なダンスと屈託のない笑顔が魅力の景。
能では石橋を渡ろうとする法師や牡丹咲き乱れる中、法師の目の前で舞台狭しと勇壮な舞を披露する獅子とかが登場するらしい。
うれあちゃんや愛さん舞ちゃんは何の役かな?連獅子かな?

はっきりしているのは、猩々"THE SHO-JO"をムトゥが演じていること。石橋とは違う演目の猩々がなぜ登場してきているかは謎。
ムトゥの奥深さによるものか?法師が石橋を渡るのを制止する童と重ねているのか不明

6景.みおり舞「羽衣」

本舞台の中空全面を覆った白いベールが風にそよいでいる。漁師が天女から取り上げてしまった羽衣を表現しているらしい。
幕が開き照明が入り本舞台上手で舞ちゃんが見事なポーズをとっているところから演目が開始。終始緩やかで緊張感ある動きやポーズの連続。
ステージを通じて"脱ぎ"はなく、最初から最後まで一糸纏わぬ生まれたままの姿で舞う天女の姿が息を呑むほど美しい。
(リンク画像では白い衣装をまとっているが、2nd Seasonでは内容に変更があるのかな?)

7景.南まゆ「楊貴妃」〔真白、清水、秋月、桜庭〕

まゆちゃん、楊貴妃が超お似合い。ふっくらとした美しい顔立ちに癒されます。緩やかなシルクタッチのピンクの衣装をまとった群舞が華麗。

終曲「邯鄲」(かんたん)

能を題材にした1時間40分の美しき7つの景は、「一炊の夢」であったごとくあっという間に過ぎ去りフィナーレとなります。

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