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        日本の刑事裁判用語解説

              英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語

      GLOSSARY OF JAPANESE CRIMINAL PROCEDURE

              in English, German, French and Spanish

          ケント・アンダーソン/ハラルド・バウム/奥田安弘 編

出版社:明石書店
ISBN:9784750339443
判型・ページ数:B5・148ページ
出版年月日:2013/12/26
価格:本体8,000円+税


日本版はしがき

 本書は、もともと独日法律家協会 (Deutsch-Japanische Juristenvereinigung E.V.) およびハンブルクのマックス・プランク外国私法国際私法研究所(Max-Planck-Institut für ausländisches und internationales Privatrecht) が編集し、ドイツの出版社 (Carl Heymanns Verlag, Wolters Kluwer Deutschland GmbH) が製作・販売する日本法雑誌 (Zeitschrift für Japanisches Recht / Journal of Japanese Law) の別冊第8号(2013年)として出版されたものです。
 日本の刑事裁判用語を欧米言語で解説するという作業は、両方の法律に精通し、かつ言語能力に優れた研究者を集める必要があります。そのような人材は、決して多いとは言えませんが、旧知のケント・アンダーソン教授、ハラルド・バウム教授、その他多くの方の助言や助力を得て、最適の研究者を集めることができたと自負しております。
 日本語の用語解説を収録しなかったのは、日本の法律研究者や実務家は、日本語の見出しだけで内容をご理解頂けること、および外国の研究者にとっては、むしろ欧米言語の解説のほうが理解しやすいことを考慮したからです。日本の刑事裁判用語は、英米法と大陸法の両方を継受するだけでなく、独自の概念を含んでいるので、いかに欧米言語で表現するのかに集中いたしました。
 本書は、この度、明石書店との間で、日本における独占販売契約が締結されたので、日本版の販売をすることになりました。カバーなど以外は、すべて原著のままです。わが国の研究者や実務家などが入手しやすいように、販売を引き受けてくださった明石書店に対し、この場を借りて御礼申し上げます。

2013年10月

編者を代表して
奥田安弘


目次

はしがき
 目次概要
 目次詳細

第1章 英語解説
 Ⅰ.法令名および略語
 Ⅱ.基本用語
 Ⅲ.手続用語
 Ⅳ.主な罪名

第2章 ドイツ語解説
 Ⅰ.法令名および略語
 Ⅱ.基本用語
 Ⅲ.手続用語
 Ⅳ.主な罪名

第3章 フランス語解説
 Ⅰ.法令名および略語
 Ⅱ.基本用語
 Ⅲ.手続用語
 Ⅳ.主な罪名

第4章 スペイン語解説
 Ⅰ.法令名および略語
 Ⅱ.基本用語
 Ⅲ.手続用語
 Ⅳ.主な罪名

 編者紹介
 著者紹介
 参考文献
 英語索引
 ドイツ語索引
 フランス語索引
 スペイン語索引
 日本語索引(ローマ字)


■編者紹介(アルファベット順)

アンダーソン、ケント (ANDERSON, Kent)
アデレード大学教授【英語】

バウム、ハラルド (BAUM, Harald)
ハンブルク大学教授、マックス・プランク外国私法国際私法研究所上級研究員

奥田安弘 (OKUDA, Yasuhiro)
中央大学教授【英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語】

■著者紹介(アルファベット順)

ジロドゥ、イザベル (GIRAUDOU, Isabelle)
名古屋大学特任准教授【フランス語】

猪又和奈 (INOMATA, Kazuna)
フランス弁護士【フランス語】

ハラミージョ、マルコス (JARAMILLO, Marcos)
チリ・カトリック大学教授【スペイン語】

小木曽綾 (OGISO, Ryô)
中央大学教授【英語・フランス語担当】

ライアン、トレバー (RYAN, Trevor)
キャンベラ大学准教授【英語担当】

末道康之 (SUEMICHI, Yasuyuki)
南山大学教授【フランス語担当】

ヴァイツダーファー、ユリウス (WEITZDÖRFER, Julius) 
ケンブリッジ大学研究員【ドイツ語担当】