3 関西支部 兵庫県代表 西宮市立今津中学校吹奏楽部 (指揮 : 得津武史) 金賞 課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : スラヴ行進曲 (P.チャイコフスキー)コンクール及び金賞常連校のひとつ、今津。この年の課題曲は、常連校らしい模範的な演奏を展開した。そういった意味では全体的に盛り上がりには欠けていたのも事実。しかし、クライマックスで、木管の細かいパッセージの後ろから、ブラス系がクレッシェンドして浮き上がって来る演出等は、さすが。審査員的な見方をすると、減点箇所のない、ほぼ完璧な演奏だった。ビギンのリズムも完璧で、その部分でのオブリガートも非常に美しく、絶妙な音量バランスで奏でられていた。自由曲はこの難曲をさらっと演奏している。細かい音符、特にマーチの中の三連符の正確な刻みは、超中学生技。ただ、特に金管系の音に艶がないのが気になる。とはいえ、この名演の前では、そんな事は、殆ど気にならない。とにかく、王者の貫禄漂う演奏は立派。追われる者のプレッシャーをみじんも感じさせない演奏だった。因みにこの年の自由曲は当初、同じチャイコフスキーの序曲「1982」だったのだそうだ。しかし、どうしても制限時かに収めるカットが出来ず、この曲に変えたとのこと。 |
4 西部支部 沖縄県代表 真和志中学校吹奏楽部 (指揮 : 屋比久勲) 金賞
課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : トッカータとフーガ ニ短調 (J.S.バッハ)いわゆる沖縄サウンドを轟かせてくれた真和志中。この年から始まる沖縄ブームの火つけ役となった演奏である。沖縄のバンドサウンドは、非常にシンフォニックなものを追及しているのが特徴だろう。つまり木管群のサウンドの充実ぶりが素晴らしいのである。トッカータとフーガは、いまだに、この演奏を上回るものは出てない・・・と個人的には思う。ダイナミックレンジの広いサウンドのバッハは荘厳さも秀逸。ただ、課題曲のサウンドにこの自由曲のサウンドがそのまま乗り移ってたのが残念。特に、ビギンのリズムが、少々不安定なのが気になった。その他、細かいパッセージ等は、非常に的確に表現出来ていた。因みにこの時の指揮者は、のちに沖縄の中学校を転任した後、九州の高校の部の名門校、福岡工大附属城東高校の指揮者に就任する。 |
6 東北支部 秋田県代表 秋田市立山王中学校吹奏楽部 (指揮 : 木内博) 金賞
課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : 幻想交響曲 より 終楽章 ワルプルギスの夜の夢 (H.ベルリオーズ/木内博)なんと言っても、課題曲のできばえが素晴らしい。課題曲の持つパッションを最も表現したのがこの学校の演奏だったようにく思う。オープニングのティンパニーの登場感溢れる打ち込み、それを更に盛り上げる、ブラスの響き。中学の部の中で、恐らく最も音楽的感銘的な課題曲だったと私は感じている。また、サックス軍団の重心のしっかりした、艶のある、サウンドもお見事。その課題曲の感動を持ったまま、ベルリオーズの難曲を、好演。バランス的にも、サウンド的にも、山王中学校の初期全盛期の最高傑作のひとつと言っていいだろう。絶妙のサウンドバランスと、表現力で、聴く者を圧倒する。この学校も、金賞受賞常連校となって行く。のちの東北サウンドの原型がここにあったのかも知れない。 |
7 東京支部 東京都代表 豊島区立第十中学校吹奏楽部 (指揮 : 酒井正幸) 金賞
課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : 交響組曲「シェエラザード」 より 第4楽章 バグダッドの祭、海、終曲 (N.リムスキー・コルサコフ)まず、課題曲がすばらしかった。全体的にそつなく、かつ音楽的にしっかりと処理を施しているのは、さすがであるが、それにプラスして、楽曲が持つパッションを非常に的確に、派手になりすぎずに表現していた。垢抜けている演奏とでもいう感じでろうか。また、後半のティンパニーのリズム感とアタックも絶妙。シンコペーテッドというタイトルを的確に表現し尽くしていた。ただ、終盤のティンパニーが、楽譜と違う動きをしていたのが、これは意図的なものだったのだろうか・・・・。そして、続く自由曲の出来もまた素晴らしい。バイオリンのカデンツァを、サックスで表現。中学生とは思えないビブラートの表現は、東京という都会の生徒ならではのものなのか・・・・。こうして金賞4団体を並べて聞くと、この年のグランプリは、個人的には・・・・う〜ん、山王中と豊島で迷ってしまう・・・・というのが正直な感想だ。がしかし、この年の中学の部の金賞受賞4団体の演奏は、日本の吹奏楽の歴史の中で、その発展に大いに寄与した歴史的な名演揃いだったと思われる。 |
1 関東支部 新潟県代表 糸魚川市立糸魚川中学校吹奏楽部 (指揮 : 福田伊治) 銀賞 課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : 序奏とファンタジア (R.ミッチェル) |
5 四国支部 愛媛県代表 拓南中学校吹奏楽部 (指揮 : 吉田雅彦) 銀賞 課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : 吹奏楽のための三つの断章 (桑原洋明) |
8 東海支部 愛知県代表 吉良町立吉良中学校吹奏楽部 (指揮 : 藤浦治志) 銀賞 課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : 序曲ハ長調 (C.カテル)課題曲は、テンポを抑えめに、しっかりと音楽を表現しようとしていた姿勢がいい。若干のアンサンブルの乱れが惜しい。さて、自由曲は、古典的な雰囲気を持った曲を、丁寧に、クラシカルに演奏していた。しかし、上位校が、あれだけの難曲を連発している中では、選曲的に少々物足りないのも事実。サウンド的には、木管系の安定した響きと、艶のてあるブラスが、心地よかった。 |
9 中国支部 島根県代表 出雲市立第一中学校吹奏楽部 (指揮 : 渡部修明) 銀賞 課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : 歌劇「イーゴリ公」 より ダッタン人の踊り (A.ボロディン)銀賞ながらも、金賞4校に肉薄する演奏。復活への土台はしっかりと構築された感じだ。個人的には、この年に金賞を受賞しても良かったのでは・・・・という気もする。しかし、上位4校の自由曲の緊張感、仕上がり度に、いまひとつ、及ばなかったか・・・・。自由曲も、個々の楽器のテクニックやクオリティは高いが、圧倒的な感動を与えるまでには至らなかった。サウンド全体のバランスの問題かな。しかし、音楽やサウンドの美しさは、超中学生級である。 |
10 北海道支部 空知地区代表 滝川市立江陵中学校吹奏楽部 (指揮 : 松浦真) 銀賞 課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : 組曲「展覧会の絵」 より バーバ・ヤガーの小屋、キエフの大門 (M.ムソルグスキー)このページを縁に、滝川江稜中学校の関係者の方から音源をいただいたので、感想を。この時代、70年代は、北海道代表を独占したこのバンドは、非常にブラス系のサウンドがきらびやかで流麗な感じだ。それに比べると、木管系がやや弱いのが、残念。課題曲も、ブラス系はしっかりと旋律を主張しているんだけど、それを支える木管系のサウンドが前面に出てこないので、やや頭でっかちになってしまっている。自由曲でも、そのバランスの悪さは継続している。しかし、非常に歯切れのいい音楽作りをしているだけに惜しい。 |
2 北陸支部 福井県代表 春江中学校吹奏楽部 (指揮 : 坪田健夫) 銅賞 課題曲 : シンコペーテッド・マーチ「明日に向かって」 (岩井直溥) 自由曲 : 交響曲第9番「新世界より」 より 第4楽章 (A.ドヴォルザーク) |
3 西部支部 福岡県代表 福岡県立嘉穂高等学校吹奏楽部 (指揮 : 竹森正貢) 金賞
課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : マスク (F.マクベス)非常にサウンドが整理されたブラス群のファンファーレからスタートする課題曲は、この団体の為に作られたのではないかと思うほど、そのサウンドに見事にマッチした楽曲で、それに対してこのバンドが出した答えは、まさに楽曲の持つマインドを存分に発揮表現したものだった。程よく緊張感の持続する好演だったと言っていいだろう。そして続く自由曲は、ほぼ完璧な演奏で当然のごとく金賞を受賞。西部大会では、「マイスタージンガー」をシンフォニックなサウンドで好演した首里高校を破っての全国大会出場。この頃は、沖縄の高校との西部大会での激突の方が、過酷だったかも知れない。そんな過酷な予選を勝ち抜いただけあって、当然の如く、金賞を受賞。マクベスの独特な和声と雰囲気を最も的確に表現した演奏だった。この曲に関して後にも先にも、この演奏を上回る演奏にお目にかかった事はない。嘉穂高校も、これ以後、コンクールの常連となって行く。 |
6 関西支部 奈良県代表 天理高等学校吹奏楽部 (指揮 : 谷口真) 金賞
課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 交響曲「メキシコの祭り」 より 第1楽章 前奏曲とアズテック・ダンス (O.リード)高校の部の金賞常連校だったこの学校の演奏は、余裕さえ感じられるもの。リズム感の的確さやアンサンブルの正確さは、当時圧倒的だった。リズムの刻みが難しいこの難曲を、いとも簡単に(聞く側として)、表現し尽くしているのは、天理ならでは。順位制から金賞制に変わって、審査員も、楽になった事だろう。この時代になって来ると、順位をつけるのなんて、至難の技だったろうからね。とにかくこの時代の天理の演奏は、完璧なリズム感で、譜面に書かれた音楽を、最も的確に表現する、いわゆる基礎力が群を抜いていた感じだ。 |
7 東北支部 秋田県代表 秋田県立花輪高等学校吹奏楽部 (指揮 : 佐藤修一) 金賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 交響詩「わが祖国」 より モルダウ (B.スメタナ)高校の部は、どちらかというと、ブラスやパーカッションががんがん鳴り響き、細かいパッセージが連続する演奏や選曲が多かったのに対して、この学校と、沖縄の首里高校は、この時代、しっかりと音楽を聞かせるという姿勢で臨んでいた。まずは課題曲。サウンドも音楽も非常に安定している。若干の細かいミスはあるが、そんなものは気にならないぐらいの音楽作りを完璧に表現していた。そして自由曲。たゆたうような、河の流れを、管楽器だけで、ここまで表現したのは立派の一言。天理と嘉穂の2校が、テクニックで金賞をかちとったとしたら、この学校は情感で金賞を取った、そんな感じの演奏だった。情緒豊かな演奏とでも言うべきか。 |
9 東海支部 静岡県代表 静岡県立浜松工業高等学校吹奏楽部 (指揮 : 遠山詠一) 金賞
課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : シンフォニックバンドのためのパッサカリア (兼田敏)日本の作曲家の作品を積極的に取り上げていたのがこの学校。吹奏楽界ではあまりにも有名なこの曲。基礎のしっかりとした演奏を、この団体はいつも聞かせてくれていた。さすが楽器の街の学校。この後も、この曲はコンクールでよく取り上げられる事になるが、邦人作品の中でも、この曲は名曲中の名曲のひとつ。70年代の吹奏楽のバイブル的存在。 |
1 関東支部 千葉県代表 千葉県立銚子商業高等学校吹奏楽部 (指揮 : 小澤俊朗) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 (R.ワーグナー) |
2 中国支部 広島県代表 広島市舟入高等学校吹奏楽部 (指揮 : 松村浩) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 組曲第3番 (R.ジェイガー) |
4 四国支部 香川県代表 香川県立観音寺第一高等学校吹奏楽部 (指揮 : 村山英一) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : ハンガリー狂詩曲第2番 (F.リスト) |
5 東京支部 東京都代表 日本大学第二高等学校吹奏楽団 (指揮 : 佐竹正義) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 組曲「イタリアの印象」 より V.ナポリ (G.シャルパンティエ) |
8 北海道支部 留萌地区代表 留萌高等学校吹奏楽部 (指揮 : 飛鳥幸治) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 吹奏楽のための交響曲 より 第2・3楽章 (R.ジェイガー) |
10 北陸支部 石川県代表 金沢市立工業高等学校吹奏楽部 (指揮 : 金子嘉秀) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 交響曲第3番 より 終楽章 (C.ジャンニーニ) |
2 東京支部 東京都代表 駒沢大学吹奏楽部 (指揮 : 上埜孝) 金賞
課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : サンタ・フェ物語 (M.グールド)大学の常連、駒沢。アメリカアメリカしたサウンドを、もちまえのダイナミックレンジの広い、芯のあるブラスサウンドで、聞かせてくれた。コンクールでは何度か耳にした曲だけど、情景を眼前に展開してくれるような鮮やかな演奏を聞かせてくれたのは、このバンドが筆頭だと思う。また、この年は、サウンドの広がり感も素晴らしかった。 |
3 関西支部 兵庫県代表 関西学院大学応援団総部吹奏楽部 (指揮 : 中谷義和) 金賞
課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : ザノニ (P.クレストン)関西の名門校。クレストンの作品をこの学校はよく取り上げていた。実はこの時の演奏に影響を受けて、クレストンの管弦楽曲のCDとかを、アメリカで買ってきたりしりものだ。木管と金管がほどよくブレンドされた、吹奏楽のお手本のようなサウンドで、この時代の金賞常連校となっていた。この自由曲は、個人的には名曲だと思ってるが、この後、この曲を取り上げる団体がほとんど無いのがちょっと寂しい。また課題曲も、自由曲のサウンドをそのまま引き継ぐ感じの、秀逸な演奏。課題曲、自由曲共に、関西学院の残した演奏の中でも、名演中の名演を残した年だったと言える。 |
1 西部支部 福岡県代表 福岡大学応援指導部吹奏楽団 (指揮 : 大倉安幸) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 呪文と踊り (J.B.チャンス) |
4 関東支部 神奈川県代表 神奈川大学吹奏楽部 (指揮 : 房野高広) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 交響曲「メキシコの祭り」 (O.リード) |
5 東北支部 宮城県代表 東北学院大学シンフォニック・ウインド・アンサンブル (指揮 : 木村孝) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : コラールとトッカータ (R.ジェイガー) |
4 東海支部 静岡県代表 ヤマハ吹奏楽団浜松 (指揮 : 原田元吉) 金賞
課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 交響的断章 (保科洋) |
5 西部支部 福岡県代表 ブリヂストンタイヤ久留米工場吹奏楽団 (指揮 : 小山卯三郎) 金賞
課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 歌劇「ローエングリン」 より エルザの大聖堂への行列 (R.ワーグナー)かつて豊島十中が名演を聞かせたワーグナー作品を、大人のバンド、ブリジストンが取り上げた。個々の力量はさすがだが、大人が演奏するには余裕がありすぎるのか、緊張感に欠ける演奏ではある。部分的な音のミスや、ソロがしっかりと聞こえてこないなど、少々粗が目立つ演奏ではあった。あと、終了部分の音の処理の仕方・・・・突然ピアニッシモになる・・・・のは、どうなんだろうねえ。しかし、サウンドのまろやかさは、やはり絶品。 |
1 北海道支部 日胆地区代表 新日鉄室蘭吹奏楽団 (指揮 : 小田才助) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 序曲「飛翔」 (金井喜久子) |
2 関西支部 大阪府代表 松下電工吹奏楽団 (指揮 : 後藤三郎) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 吹奏楽のための歌 (P.メニン) |
3 中国支部 広島県代表 電電中国吹奏楽団 (指揮 : 佐藤正二郎) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : アルジェリア組曲 (C.サン=サーンス) |
6 東京支部 東京都代表 ヤマハ吹奏楽団東京 (指揮 : 高倉正巳) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : ジュビランス (C.ジョバンニーニ)この頃、ヤマハは浜松と東京の両方が出ていた。浜松に比べると、音の処理の仕方が雑なのが目立つ。また、浜松が斬新な選曲だったのにくらべると、オーソドックスな選曲で勝負していたのが東京。サウンドはしっかりしているが、アンサンブルの不安定さが、金賞までなかなか辿り着けなかった要因だろう。 |
7 東北支部 岩手県代表 新日鉄釜石吹奏楽団 (指揮 : 西村昌次) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 祝典序曲 (D.ショスタコーヴィチ) |
8 北陸支部 福井県代表 福井銀行吹奏楽団 (指揮 : 武曽豊治) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 吹奏楽のための民話 (J.カウディル) |
2 東海支部 愛知県代表 蒲郡市吹奏楽団 (指揮 : 中井勝) 金賞
課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 序曲「海賊」 (H.ベルリオーズ) |
4 関西支部 兵庫県代表 尼崎市吹奏楽団 (指揮 : 辻井清幸) 金賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : トッカータとフーガ ニ短調 (J.S.バッハ)こちら一般の部の常連団体。そのサウンド自体にあまり特徴や個性がないからか、いまひとつ、印象的には薄いが、この年のトッカータとフーガも、楽譜通りにしっかり演奏しました・・・・的な感じ。ま、でも取りこぼしがない分、減点要素も少なく、金賞を受賞した感じか。 |
7 東京支部 東京都代表 公苑会吹奏楽団 (指揮 : 八田泰一) 金賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 交響組曲 (C.ウィリアムズ) |
1 関東支部 埼玉県代表 浦和商業高等学校OB奏友会 (指揮 : 西村政晃) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : シンフォニア・ノビリッシマ (R.ジェイガー) |
3 東北支部 秋田県代表 横手市吹奏楽団 (指揮 : 小川文男) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 吹奏楽のための組曲第1番 (G.ホルスト)特徴のあるサウンドではないものの、しっかりと基礎のでき上がった、シンフォニックサウンドが印象的だった。ピッチがところどころで不安定になるのと、音楽的なバランスがもうひとつ足りなかったのが惜しい。しかし、ブラス系も、よく鳴り響くバンドだ。 |
5 北海道支部 札幌地区代表 札幌青年交響吹奏楽団 (指揮 : 坂井繁) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : 交響曲第5番 より 第4楽章 (D.ショスタコーヴィチ) |
6 北陸支部 富山県代表 富山市民吹奏楽団 (指揮 : 坪島照信) 銀賞 課題曲 : シンフォニック・ファンファーレ (三沢栄一) 自由曲 : ファンファーレ、コラールとフーガ (C.ジョバンニーニ)指揮者の名前から察するにに、富山商業高校のOBを中心としたバンドなのかな。演奏の方は、冒頭のブラスのファンファーレからして、少々脱線気味。中盤のアンサンブルは、この曲の持つ緊張感を的確に表していて、小気味いい。ただ、全体的に中低音がしっかりと構築できていない為、落ち着きが無い感じになってしまってるのが残念。しかし、ジョバンニーニの新曲お披露目という役目をしっかりと果たした。 |