2 関西支部 兵庫県代表 西宮市立今津中学校吹奏楽部 (指揮 : 得津武史) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 歌劇「イーゴリ公」 より ダッタン人の踊り (A.ボロディン/木村吉宏)かつての今津サウンドを完全に取り戻した感のある素晴らしい演奏。この時は、関西大会も聞きに行ったが、その時以上の名演を残してくれた。ダッタン人は、どう演奏すれば、聞き心地が良いかという模範的な演奏。当時のレコードを見ると、出演した生徒の感想文が載ってるが、こういう名門校でも不安がよぎったり、緊張したりするらしい。でもその程よい緊張感が、これまでにどんなに数多くの名演を生んできた事か。今後、21世紀になって、吹奏楽がどんな形で、残って行くのかわからないが、いずれにしてもその歴史の中で、ひとつの時代を確実に作り上げたバンドとして、この学校が語り継がれて行くのは、間違いない。 |
4 関西支部 奈良県代表 天理中学校吹奏楽部 (指揮 : 谷口真) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : アルメニアン・ダンス・パートI (A.リード)非常に溌剌とした中学生らしいファンファーレからスタート。そう、この学校も関西大会から、聞いたが、やはり全日本に向けて、更に磨きをかけてきての金賞受賞。去年14年ぶりの全日本出場を果たして、2年目に早くも、頂点にたったのは立派。細かいミスは目立つが、それでも、全体のサウンドのバランス、演奏力、音楽性共に、非常に明瞭明解。欲をいえば、もっともっと弾けて欲しい部分もあったのと、メロディをもっと全面に押し出して欲しかった。 |
12 東京支部 東京都代表 豊島区立第十中学校吹奏楽部 (指揮 : 酒井正幸) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : バレエ組曲「三角帽子」 より 終幕の踊り (M.ファリャ)全国コンクール常連の豊島十中でこの年選んだのは、これもお馴染の楽曲「三角帽子」。さすがに、演奏の正確さ、アンサンブルの正確さは揺るぎ無いものがある。サウンドのダイナミックレンジの広さといい、全てにおいて、他の中学校を圧倒していた。欲を言えば、特にブラス系にもう少々艶が欲しいところか。 |
19 東北支部 秋田県代表 秋田市立山王中学校吹奏楽部 (指揮 : 羽川誠) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響詩「海」 より 風と海との対話 (C.ドビュッシー/佐藤正人)実に色彩豊かなサウンドで、色彩豊かなドビュッシーの楽曲を再現。昨年のリベンジを果たした。ただ、随所で、ピッチの不安定な楽器が見られるのが残念。しかし、サウンドの艶は一級品。後半に行くにしたがって、聴衆ぐいぐいと引き込んで行く手腕は、やはり伝統校ならではのものなのか。ただ、後半のクライマックスでも若干ピッチが不安定になるのが、実に惜しい。しかし、そんな事を上回る音楽性で、金賞を手にする。 |
21 西部支部 沖縄県代表 那覇市立石田中学校吹奏楽部 (指揮 : 屋比久勲) 金賞 課題曲 D : 行進曲「砂丘の曙」 (上岡洋一) 自由曲 : シンフォニックバンドのためのパッサカリア (兼田敏)沖縄を代表するバンド石田中。それもこれも、屋比久の手腕によるところが、大きい。そしてその要求に的確にら応える生徒諸君も素晴らしい。冒頭から、おどろおどろしいサウンドが、次なる展開への期待感を煽る。プロの中学生バンドという感じか。続いて登場する木管系の艶のあるサウンドの流麗な事!!。トゥッティではややサウンドのバランスが崩れるが、完璧なアンサンブル力が、それに歯止めをかける。プログラム2番の今津中、そして最後の方にこんな演奏が展開されるコンクール、普門館の醍醐味はやはりこういうところにあるのだろう。そしてまた次の年はどうなるかわからない・・・・中学生バンドの切磋琢磨のレベルの高さも、毎年痛感するのである。クライマックスの盛り上げ方は、思わず鳥肌が立つほどだった。 |
1 関東支部 新潟県代表 吉田町立吉田中学校吹奏楽部 (指揮 : 水野英二) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : トッカータとフーガ ニ短調 (J.S.バッハ/E.ライゼン)出だしのサウンドは良かったんだけどね、なんとも淡々としたトッカータとフーガ ニ短調。ピッチとかも問題ないので、音楽敵なアプローチをもっと頑張って欲しかった。 |
3 東海支部 静岡県代表 島田市立島田第二中学校吹奏楽部 (指揮 : 首藤栄市) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : バレエ音楽「恋は魔術師」 (M.ファリャ/藤田玄播)全体的にピッチが不安定。得に、高音木管の音が、耳につくのが残念。個々のテクニックや、音楽的な表現は、非常に高いレベルなので、尚更惜しい気がする。 |
5 東北支部 青森県代表 八戸市立湊中学校吹奏楽部 (指揮 : 五戸保夫) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響曲第5番 より 第4楽章 (D.ショスタコーヴィチ)全体のアンサンブル力、個々のテクニックは申し分ないが、ピッチが全体を通して不安定なのが残念。それと、全体的なサウンドのバランスがいまひとつなのと、サウンドが全体的に乾燥していたのが惜しい。この学校は、全国大会に何度も出ている東北の名門校。この年は、東北大会で3年連続金賞を受賞している。 |
6 北海道支部 旭川地区代表 旭川市立明星中学校吹奏楽部 (指揮 : 栗山晃) 銀賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 交響詩「禿山の一夜」 (M.ムソルグスキー/W.シェーファー)このバンドも、全体を通して、ピッチが不安定なのが残念。しかし、それぞれの音の鳴りは、しっかりしていて素晴らしい。それと、主旋律をもっと堂々と鳴らし切って欲しかった。 |
7 中国支部 岡山県代表 総社市総社東中学校吹奏楽部 (指揮 : 平田靖昭) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : プラハ1968年のための音楽 より トッカータとコラール (K.フーサ)アンサンブルのしっかりした演奏が心地よい。ただ、このバンドも、全体を通して、ピッチが不安定なのが残念。しかし、サウンド敵にはよく鳴るバンドで、逆にその鳴りの良さが、全体的な音楽を無機質にしてしまったのかも知れない。しかし、練習量も、はんぱじゃ無かった事だろう。 |
8 北海道支部 北見地区代表 紋別市立紋別中学校吹奏楽部 (指揮 : 浜幸雄) 銀賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 交響詩「禿山の一夜」 (M.ムソルグスキー)北海道代表は2校共に、「禿山の一夜」。そして招待演奏の出雲一中も、「禿山の一夜」を演奏と、この年の中学校の部は、禿山づくし。このバンドは細かいアンサンブルが非常によく訓練されている。ただ、主題の提示等、出すところがしっかり出てこないので、欲求不満が募る。あと、やはりピッチが不安定。金賞の壁のひとつは、こんなところに如実に表れる。 |
9 東京支部 東京都代表 練馬区立田柄中学校吹奏楽部 (指揮 : 塚田誠) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : バレエ組曲「三角帽子」 より 終幕の踊り (M.ファリャ)全体的に淡々とした「三角帽子」。やはりスパニッシュなどろどろした感じが表現出来ないと、この楽曲のテーマは伝わりにくいと思う。しかし個々のパートはよく訓練され、全体的なアンサンブルがしっかりと構築されれば、もっと音楽がはっきりして来るだろう。 |
11 中国支部 島根県代表 出雲市立第二中学校吹奏楽部 (指揮 : 渡部修明) 初出場 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : トッカータとフーガ ニ短調 (J.S.バッハ/E.ライゼン)かつて、出雲一中、そして沖縄の真和志中が、歴史的な名演を残したこの楽曲。指揮の渡部先生は、この年から、二中に転勤となり、出雲二中を全国大会まで導いてきた。その一中は、渡部先生が、5年連続金賞に導き、今年は招待演奏。それを横目に、今年も、コンクールに出場という、なんとなく不思議な感じではある。それにしても、赴任一年目にして、よくここまで鍛え上げて来たなという感じだが、指揮者の意思を的確に表現するまでには至らなかった。しかし、ここから、出雲二中の栄光はスタートする。 |
13 四国支部 愛媛県代表 菊間町立菊間中学校吹奏楽部 (指揮 : 鈴木清) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 組曲「展覧会の絵」 より バーバ・ヤガーの小屋、キエフの大門 (M.ムソルグスキー)非常に鳴りのいいバンドだが、トゥッティの部分で、音が全て弾けてしまうのがいただけない。こらえ足り無かったってとこかな。ただ「キエフの大門」とかの表現力は安定しているので、バンドサウンドに会った選曲が望まれるところか。 |
15 西部支部 沖縄県代表 那覇市立那覇中学校吹奏楽部 (指揮 : 久高友之) 銀賞
課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : ハンガリー狂詩曲第2番 (F.リスト)さすが、沖縄サウンド。絞まりのある流麗なサウンドが鳴り響く。ただ、この年は楽器によって、習熟度がばらばらで、全体的なサウンドのバランスが取れていなかったのが残念。しかし、音楽的な表現力等、一線級であるのは間違いない。 |
16 東海支部 愛知県代表 吉良町立吉良中学校吹奏楽部 (指揮 : 藤浦治志) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : マズルカ (E.シャブリエ/P.ラング)非常にバランスの取れた絞まりのあるサウンドが心地良い。ただ、高温部でのピッチが不安定になるのが、残念。音楽的にも、もっとシャブリエらしく、弾けて欲しかった。 |
18 関東支部 千葉県代表 銚子市立第五中学校吹奏楽部 (指揮 : 市原正行) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 歌劇「運命の力」序曲 (G.ヴェルディ/M.レイク)こういう曲って、簡単そうに聞こえて、実は、的確に音楽的な表現するのは、難しい。テクニックではなくて、いかにサウンドを作り上げて来ているかという点が、評価の分かれ目になるからだ。このバンドは、冒頭から、よく鳴るサウンドを聞かせてくれたが、この楽曲を仕上げるには、サウンドにそれなりの艶が必要になって来る。まだそこまでいたってなかったのが、残念。 |
20 北陸支部 福井県代表 福井市立森田中学校吹奏楽部 (指揮 : 中山芳淳) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 組曲「十字軍の兵士シグール」 (E.グリーグ/M.レイク)コンクールでグリーグの曲が取り上げられるのは珍しいかも知れない。個々のテクニックやアンサンブルはしっかりしているが、バランスが保たれない為に、主旋律等がはっきりと全面に出てこないのが残念。しかし、音楽の歌い上げ方は、流麗だ。 |
22 東海支部 長野県代表 長野市立柳町中学校吹奏楽部 (指揮 : 内田満) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 夜想曲 より 祭り (C.ドビュッシー/W.シェーファー)ドビュッシーのお馴染の曲を選曲。木管系の音の伸びもあり、ブラス系にも適度に艶があるサウンドで、ドビュッシーの選曲は、当たりだったろう。しかし、リズムの取り方がもうひとつで、それが後半、息切れした感じになってしまう原因になったようだ。しかし、充分に、音楽性と色彩豊かなドビュッシーで、この年の中学の部を締めくくってくれた。 |
10 関東支部 茨城県代表 大宮町立大宮中学校吹奏楽部 (指揮 : 桑原三雄) 銅賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 (M.グリンカ/F.ウィンターボトム) |
14 東北支部 秋田県代表 湯沢市立湯沢南中学校吹奏楽部 (指揮 : 小西翔一) 銅賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 歌劇「アルジェのイタリア人」序曲 (G.ロッシーニ/M.ケント) |
17 関西支部 兵庫県代表 西脇市立西脇南中学校吹奏楽部 (指揮 : 藤崎成美) 銅賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : バレエ音楽「恋は魔術師」 より パントマイム、火祭りの踊り (M.ファリャ) |
特別演奏 中国支部 島根県代表 出雲市立第一中学校吹奏楽部 (指揮
: 錦織雄司) 舞踊組曲「ガイーヌ」より剣の舞、リリカル・デュエット、レスギンカ/A.ハチャトリアン(E.ライゼン/錦織雄司) パリのあやつり人形/B.マーチン(岩井直溥) 交響詩「禿山の一夜」より/M.ムソルグスキー(錦織雄司)いやあ、しかしよく鳴り渡るサウンドは健在。指揮者が変わっても、その伝統のサウンドは維持されていた。しかし若干ブラス系が暴走しすぎの感も。現在は、全国大会での招待演奏は無くなっているが、この時代のような招待演奏が表彰の前にあるというのは、なんとも心安らいでいい感じだとは思うんだけどね。さて、この年は、去年までこのバンドを振っていた渡部先生率いる、出雲二中が、中国代表で出場。翌年からのアベックによる活躍が見ものとなる時代に入って行く。そう、「禿山の一夜」は、錦織氏のアレンジだが、途中から、ポップス調に展開して行くというユニークなもの。演奏を非常に余裕を持ったもので、名実共に、この時代の中学校の部の最高点に到達した音楽が披露された感じだった。 |
2 関西支部 奈良県代表 天理高等学校吹奏楽部 (指揮 : 谷口真) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : バレエ組曲「スパルタクス」 (A.ハチャトゥリアン)非常に、冒頭から、パッション溢れる演奏が心地よい。いつもオリジナルを中心に、躍動感という言葉がぴったりの演奏を繰り広げてくれる天理。この年の選曲も、大当たり。サウンドそのものもそうだが、このバンドは個々のテクニックも非常に高いので、テンポの早いパッセージも非常に明確に全面に出てくるのが、特にこういう曲では気持ちいい。関西大会でも聞いたが、更にパワーアップして、当然の如く金賞を受賞した。 |
3 東海支部 静岡県代表 静岡県立浜松工業高等学校吹奏楽部 (指揮 : 遠山詠一) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響曲第4番 より 第4楽章 (P.チャイコフスキー)コンクールの全国大会で、この曲が金賞を取るのは、久々かな。非常に引き締まったシンフォニックなサウンドで、細かいパッセージまで、非常に明瞭に再現しているのは、さすが、常連校。しかし中盤から後半にいくにしたがって、個々の楽器が、息切れしていくのが、残念。この曲も、数々の歴史的名演を生んできた楽曲のひとつだ。 |
9 関東支部 群馬県代表 群馬県立前橋商業高等学校吹奏楽部 (指揮 : 大木隆明) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響組曲「能面」 (小山清茂/大木隆明)邦人作品を意欲的に取り上げて、初演再演と、話題を集める前橋商業。コンクールとしては、そのバンドの評価を判断しずらい曲ではあったが、見事に波長の整ったユニゾンと、個々の楽器のテクニックの高さで、金賞をゲット。勿論、音楽の取り組み方の姿勢にも金賞を差し上げたい。 |
13 東北支部 秋田県代表 秋田県立花輪高等学校吹奏楽部 (指揮 : 小林久仁郎) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響曲第1番 より 第4楽章 (S.ラフマニノフ/小林久仁郎)選曲といい、サウンドといい、花輪高校そのもの。ここまで個性を構築出来るのは、大したもの。自由曲の冒頭、木管系のサウンドにもう少し艶が出てくると、ラフマニノフの音楽がもっと輝いてくるんだけどね。いつもマイナーな交響曲のマイナーな楽章を選曲して来るので、その点では毎年楽しませてくれる。後半クライマックスに向けてのアンサンブルの緻密さも秀逸。金管系のサウンドの艶も最後まで輝き続けた演奏だった。最後のクラリネットのミスはちょっと、惜しかったけどね。 |
15 北陸支部 富山県代表 富山県立富山商業高等学校吹奏楽部 (指揮 : 坪島照信) 金賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : バレエ組曲「火の鳥」 (I.ストラヴィンスキー/上埜孝)キャリアの長い、全国大会常連校の登場。この年は、75年の駒沢大学の名演も記憶に新しい、ファイアー・バードで登場。アレンジは、駒沢大学の上埜先生。北陸の団体は、非常にブラス系のサウンドがきらびやかに鳴り響く。その伝統は、おそらくこの学校が作ったのだろう。後半クライマックスへの盛り上げも圧倒的で、ストラヴィンスキーの世界を的確に表現していた。 |
16 東北支部 青森県代表 青森県立弘前南高等学校吹奏楽部 (指揮 : 斉藤久子) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 組曲「道化師」 (D.カバレフスキー/藤田玄播)ここも今や全国大会常連校となった。豊かなサウンド、縦割りのしっかりとゆきとどいたアンサンブルが見事なバンド。ただ、この年は随所で、細かいミスが目立ったのが残念と言えば残念。しかし、ユニゾンな充分綺麗で、音量も豊かで非常にからだにしっくり来るサウンドだ。フィナーレも、圧倒的なサウンドで終結する。ただ、もうちょっとパーカッションの音量は抑えても良かったかも。 |
17 東京支部 東京都代表 玉川学園高等部吹奏楽団 (指揮 : 高浪晋一) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : バレエ組曲「カルタ遊び」 (I.ストラヴィンスキー/高浪晋一) |
20 東北支部 秋田県代表 秋田県立秋田南高等学校吹奏楽部 (指揮 : 高橋紘一) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 管弦楽のための協奏曲 (三善晃/天野正道) |
21 西部支部 福岡県代表 中村学園女子高等学校吹奏楽部 (指揮 : 松澤洋) 金賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 祝典序曲 (D.ショスタコーヴィチ/D.ハンスバーガー) |
1 東海支部 三重県代表 三重県立白子高等学校吹奏楽部 (指揮 : 園田幸男) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : トッカータとフーガ ニ短調 (J.S.バッハ/藤田玄播) |
4 関東支部 神奈川県代表 神奈川県立厚木高等学校吹奏楽部 (指揮 : 石井次彦) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響的舞曲第3番「フィエスタ」 (C.ウィリアムズ) |
5 四国支部 香川県代表 高松市立高松第一高等学校吹奏楽部 (指揮 : 石川孝司) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 楽劇「神々の黄昏」 より ジークフリートの葬送行進曲 (R.ワーグナー) |
6 北海道支部 北見地区代表 遠軽高等学校吹奏楽部 (指揮 : 牛島義蔵) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : バレエ組曲「火の鳥」 より 魔王カスチェイら一党の凶悪な踊り、終曲 (I.ストラヴィンスキー) |
7 中国支部 島根県代表 島根県立川本高等学校吹奏楽部 (指揮 : 谷口栄一) 銀賞
課題曲 D : 行進曲「砂丘の曙」 (上岡洋一) 自由曲 : 歌劇「ピーター・グライムズ」 より 4つの海の間奏曲より 夜明け、あらし (B.ブリテン/谷口栄一) |
8 西部支部 福岡県代表 福岡県立筑紫丘高等学校吹奏楽部 (指揮 : 松田和晏) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響詩「海」 より 風と海との対話 (C.ドビュッシー/石津成人) |
10 関東支部 新潟県代表 新潟県立三条商業高等学校吹奏楽部 (指揮 : 松崎仁) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響組曲「寄港地」 より チュニスよりネフタ、ヴァレンシア (J.イベール) |
11 東京支部 東京都代表 日本大学第二高等学校吹奏楽部 (指揮 : 佐竹正義) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 吹奏楽のための交響曲 より 第4楽章 (R.ジェイガー) |
12 東海支部 愛知県代表 東邦高等学校吹奏楽部 (指揮 : 稲垣信哉) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : カディッシュ (F.マクベス) |
14 関西支部 兵庫県代表 兵庫県立尼崎西高等学校吹奏楽部 (指揮 : 中村弘之) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : トッカータとフーガ ニ短調 (J.S.バッハ/中村弘之) |
18 北海道支部 札幌地区代表 東海大学第四高等学校吹奏楽部
(指揮 : 井田重芳) 銀賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 楽劇「神々の黄昏」 より ジークフリートの葬送行進曲 (R.ワーグナー/井田重芳) |
19 関西支部 大阪府代表 大阪府立淀川工業高等学校吹奏楽部 (指揮 : 丸谷明夫) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響組曲「寄港地」 より チュニスよりネフタ、ヴァレンシア (J.イベール) |
22 中国支部 広島県代表 広島市立基町高等学校吹奏楽部 (指揮 : 増広卓三) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : カレリア組曲 より 行進曲風に (J.シベリウス/N.リチャードソン) |
特別演奏 関東支部 千葉県代表 千葉県立銚子商業高等学校吹奏楽部 (指揮
: 小澤俊朗) 行進曲「友情の絆」/J.マッケンジー&ローガン ラプソディ/外山雄三 歌劇「予言者」よりたいまつの行進/マイアベーア グリーティングス/A.ブェナヴェントゥラ |
4 関東支部 神奈川県代表 神奈川大学吹奏楽部 (指揮 : 小澤俊朗) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 交響詩「海」 より 風と海との対話 (C.ドビュッシー/小澤俊朗)こうやって、課題曲を、福岡大学のと比べてみると、確かに、課題曲については、金賞団体よりも、福岡大の方が、勝っていたのがわかる。勿論、神奈川大も、課題曲については及第点なんだけどね。このバンドは、ペットを中心とした、ブラス系の艶が素晴らしい。演奏全体としては、細かいミスもあったりして、完璧とは言えなかったが、取りこぼしのない部分で、点を稼いだものと思われる。しかし、タンギングの正確さ等、基本をしっかりと押えたメンバーが終結したバンドという印象だ。 |
5 東京支部 東京都代表 駒沢大学吹奏楽部 (指揮 : 上埜孝) 金賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 舞踊組曲 (B.バルトーク/上埜孝)課題曲にポップス系を選んでくるのは、やはり駒沢大学。そして自由曲は、上埜先生お得意のバルトーク。絵にかいたようなコンクールパターンで、この年も金賞を受賞。このバンドは、金管木管、パーカッション、どれをとっても、しっかりと訓練の行き届いたアンサンブルとサウンドが自慢。いわゆる大人の演奏という点では、他の大学よりも、一歩も二歩も抜きんだ演奏を聞かせる。 |
6 東京支部 東京都代表 亜細亜大学吹奏楽団 (指揮 : 榊原栄) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : スキタイ組曲「アラとロリー」 より アラとヴェレスの讃仰、チュヂボーグと悪鬼の踊り(S.プロコフィエフ/榊原栄)昨年は時間オーバーで失格に泣いた亜細亜大学。今年は、プロコフィエフのお馴染のナンバーで、リベンジに成功。個々の楽器の粒と粒が、ひとつにまとまって、一丸となって出てくるサウンドのダイナミックレンジの広さに、一瞬、圧倒される。少々ブラス系のピッチの不安定さが気にはなるものの、徹底されたアンサンブル力は、お見事。課題は、木管系のサウンドの充実と、全体的なバランスか。課題曲も聴いたが、やはり、神奈川大学の時と同じ印象で、銀賞の福岡大学の課題曲の方が、圧倒的にいい。 |
1 関西支部 大阪府代表 近畿大学吹奏楽部 (指揮 : 渡辺励) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : エル・サロン・メヒコ (A.コープランド)この団体も、関西大会からきいている。出来は関西大会の方がよかったかな。個々のテクニックはしっかりしてるし、サウンドの艶も申し分ないんだけど、若干のピッチの不安定さと、アンサンブルの乱れだけが惜しい。銀賞団体の中では、自由曲に関しては、最も、優れた演奏だったと思う。 |
8 北海道支部 函館地区代表 北海道教育大学函館分校吹奏楽部 (指揮 : 寺中哲二) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 吹奏楽のための交響曲 より 第4楽章 (R.ジェイガー) |
9 西部支部 福岡県代表 福岡大学応援指導部吹奏楽部 (指揮 : 立石弘) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : サンタ・フェ物語 (M.グールド)R.ジェイガーに委嘱した課題曲「ジュビラーテ」は、コンクールの実況録音番では、何故かこの年銀賞だったこの学校の演奏が残されている。課題曲については、この学校が秀逸だった・・・・という事なのか。或いは、当時会場にいたであろうR.ジェイガーが、最も気に入った演奏だったのか・・・・。ま、いずれにしても、この課題曲の演奏はテンポの設定といい、バンドのサウンドのバランスといい、非常に好感が持てる。金賞団体の神奈川大学や亜細亜大学、銀賞団体の関西学院大学と聴き比べても、やはり福岡大学の演奏がいい。若干のアンサンブルの乱れが、残念と言えば残念。ただ、自由曲に入ると、冒頭から、ミスが目立って、最後までこの曲の良さが表現できないまま終わっている。この曲はかつて天理高校とは駒沢大学の歴史的な名演が残ってるだけに、聞く側の耳も、厳しいものになってしまう。それにしても課題曲と自由曲の出来の差があまりにも顕著。自由曲をもうちょっと頑張れば・・・・惜しかったね。 |
10 関西支部 兵庫県代表 関西学院大学応援団総部吹奏楽部 (指揮 : 鈴木文夫) 銀賞
課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 吹奏楽のための交響曲 終楽章 (I.ゴトコフスキー)かつての名門校にもう王者の貫禄はない。課題曲にも、いつものような、ブラス系の艶がないし、自由曲中間部のソロはミスが多いし、縦の線も揃わず、聞いてる方が不安になる危なさ漂う演奏だった。どうしてしまったのだろう。かつての関学ファンとしては、ちょっと寂しい。 |
2 北陸支部 福井県代表 福井工業大学応援団吹奏楽部 (指揮 : 武曽豊治) 銅賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : コラール (V.ネリベル) |
3 東海支部 長野県代表 長野工業高等専門学校吹奏楽部 (指揮 : 稲垣征夫) 銅賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : オセロ (A.リード) |
7 東北支部 宮城県代表 東北学院大学シンフォニック・ウインド・アンサンブル (指揮 : 畑崎典人) 銅賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 平和の祭り (R.ニクソン) |
5 東海支部 静岡県代表 ヤマハ吹奏楽団 (指揮 : 原田元吉) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 天使ミカエルの嘆き (藤田玄播)浜松のヤマハは、邦人作品。細かいアンサンブルの緻密さは、さすが、というか、凄い。ピッチも乱れず、サウンドのダイナミックレンジも、かなり拡がり感があって心地よい。中盤のブラス系のサウンドの、なんと美しいこと。職場の部というカテゴリーだけでなく、この時代の吹奏楽界全体の中で、一歩も二歩も、先のサウンドを追及していた感じが、改めてする。 |
6 西部支部 福岡県代表 ブリヂストンタイヤ久留米工場吹奏楽団 (指揮 : 小山卯三郎) 金賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : ブラスオーケストラのための「行列幻想」 より 第1楽章 「男の行列」(團伊玖麿/時松敏康)当時、ポップス系の課題曲をお得意としていたブリヂストン。この年も、その リズム感と、豊かな拡がり感のあるサウンドで、課題曲の段階で、金賞受賞を決めた。ソロのペットも、流麗な音だし、まるで自分達の演奏会かのような、落ち着き払った余裕の演奏はお見事。自由曲も、コンクールをよく知り尽くした演奏で、サウンドのまとまりも素晴らしい。ややミスも目立つが、この演奏の前では、そんな事は関係なくなる。 |
3 関西支部 大阪府代表 阪急百貨店吹奏楽団 (指揮 : 鈴木竹男) 銀賞 課題曲 D : 行進曲「砂丘の曙」 (上岡洋一) 自由曲 : スター・ウォーズ (J.ウィリアムズ)マーチがお得意の阪急デパート。こういう課題曲はもう、お手のものだ。ただ、若干往年の、きらびやかな輝かしいサウンドが欠如しているのが残念。自由曲は、お馴染の映画音楽。冒頭から、サウンドに艶がないのと、このかつミスが連発するのとで、かなりいただけない。去年も銀賞で、このところ、低迷が続いている。 |
4 東京支部 東京都代表 ヤマハ吹奏楽団東京 (指揮 : 高倉正巳) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 道化師の朝の歌 (M.ラヴェル/L.オドム)この団体も、全国大会には毎回駒を進めながらも、ほとんどが銀賞という、団体のひとつ。その理由は、細かいフレーズの不正確さと、アンサンブルの乱れだろう。この部分が、浜松のヤマハとの大きな違い。ま、成り立ちが違う楽団だから、しょうがないと言えば、しょうがないけどね。時折、ソロで非常に流麗な音色を出す人がいるのも、面白い。 |
7 中国支部 広島県代表 電電中国吹奏楽団 (指揮 : 佐藤正二郎) 銀賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 交響曲「メキシコの祭り」 より 第2楽章 祈り (O.リード)ここも、職場の部の常連団体。金賞を受賞した事も、何回かある。オーエン・リードのこの楽曲のこの楽章をコンクールで聞くというのも、珍しいよねえ。全体的にもりあがりに欠ける楽章だけど、丹念に、演奏している姿勢が、聞く者を引きつける・・・・そんな演奏だった。 |
1 北海道支部 日胆地区代表 新日本製鉄室蘭吹奏楽団 (指揮 : 村田清治) 銅賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : マスク (F.マクベス) |
2 関東支部 千葉県代表 川崎製鉄千葉製鉄所音楽部吹奏楽団 (指揮 : 斎藤信昭) 銅賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : シー・ポートレート〜海の肖像〜(H.ラ・ガッシー) |
1 関西支部 兵庫県代表 尼崎市吹奏楽団 (指揮 : 辻井清幸) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 吹奏楽のための神話(天岩屋戸の物語による) (大栗裕) のちに常連となったこの楽曲も、この時代にはこの時代の解釈があったようだ。冒頭、若干のアンサンブルの乱れが惜しまれる。全体的に、ブラス系のサウンドが、鳴り渡り過ぎるのが、気になる。しかし、当時としては、他を圧倒するような、音楽の表現力はお見事。もうちょっと木管系にも、頑張って欲しかった。それにしても、この団体も長いキャリアを持つバンドだ。変わらないのは、そのサウンドのダイナミックレンジの広さ。 |
4 東京支部 東京都代表 瑞穂青少年吹奏楽団 (指揮 : 牟田久寿) 金賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 序曲「パンチネロ」 (A.リード)ここ数年オリジナル曲で、コンクール上位常連バンドとなっていた瑞穂。このバンドの特徴は、ブラスの艶のある響き。そこにこの年は木管系のサウンドも安定して、リードのこの曲を、華麗に詠い上げている。あと、緩急の緩の部分のソロ楽器の情緒感が秀逸なのも、このバンドの特徴だろう。サウンドのバランスについてはもうひとつだが、後半のアンサンブルも見事で、音楽の楽しさをここまで表現できれば、言うことはない。 |
5 東海支部 愛知県代表 蒲郡市吹奏楽団 (指揮 : 山本誘) 金賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 歌劇「サムソンとデリラ」 より バッカナール (C.サン=サーンス/P.エグナー)木管系のサウンドが非常に安定して、細かいフレーズも的確に詠っている、非常にシンフォニックな鳴りを得意とするバンド。ただ、個々のそういったテクニックはいいとして、全体的にピッチが不安定なのが残念。かつてのような、他を圧倒するような響きはどこへ行ってしまったのか。 |
3 中国支部 岡山県代表 総社東中OB吹奏楽団 (指揮 : 禰屋雅典) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 吹奏楽のためのカプリス (保科洋) |
7 西部支部 福岡県代表 MSC吹奏楽団 (指揮 : 黒岩汪介) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 歌劇「運命の力」序曲 (G.ヴェルディ/R.ケント) |
8 東北支部 福島県代表 郡山吹奏楽団 (指揮 : 荒川健秀) 銀賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 序曲「パンチネロ」 (A.リード)金賞の瑞穂吹奏楽団と同じ選曲で、比較が面白かった。特に限られた時間の中でのカットする部分が違っていたのが、興味深かった。サウンドやテクニックは、金賞団体には及ばないものの、ブラス系を中心によくなりわたるバンドだった。 |
9 関東支部 山梨県代表 明見青少年吹奏楽団 (指揮 : 平野廣海) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : ロシア領主たちの入場 (J.ハルヴォルセン)恐らく、中学校の名門、明見中のOBで、形成されたバンドだろう。楽器歴が長いのがよくわかる演奏で、細かいフレーズやパッセージ等が、的確に表現されていたのが印象的だった。全体的にピッチがやや不安定だったのが、残念だった。 |
10 北海道支部 札幌地区代表 札幌市民交響吹奏楽団 (指揮
: 坂井繁) 銀賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : 歌劇「イーゴリ公」 より ダッタン人の踊り (A.ボロディン)この年、今津中が歴史的な名演を残した楽曲。この団体は、冒頭から、かなりピッチとアンサンブルが不安定だった。テンポアップしてからも、テンポ感が不安定で、終始落ち着かない演奏だった。主旋律が不明瞭なのも、残念。しかしトゥッティ部分のサウンドの響きなどは、ダイナミックレンジも広くて、非常に心地よい。 |
2 四国支部 愛媛県代表 松山市民吹奏楽団 (指揮 : 吉田雅彦) 銅賞 課題曲 C : ポップス変奏曲「かぞえうた」 (岩井直溥) 自由曲 : 歌劇「ジョコンダ」 より 時の踊り (A.ポンキエルリ) |
6 北陸支部 石川県代表 金沢吹奏楽研究会 (指揮 : 金田明彦) 銅賞 課題曲 A : ジュビラーテ (R.ジェイガー) 自由曲 : アルメニアン・ダンス・パートI (A.リード) |