第45回九州吹奏楽コンクール予選〜鹿児島県大会〜

徳之島町立亀津中学校吹奏楽部 (指揮 : 折田宗仁) 九州大会銀賞
課題曲 2: をどり唄(柏崎真一)
自由曲 : 組曲「コーカサスの風景」より 1.峡谷にて、4.酋長の行列(M.イワノフ) こじんまりとした編成ながら、非常に安定感のあるサウンドを演出するのが、心憎い。鹿児島市内のバンドは、人数も多くて、とにかくボリューム感のあるサウンドが多いが、こういうバンドで出てくるとホッとする。音楽作りも、非常に美しく、指揮者が丹念にまとめあげて来た感が、手にとるようにわかる。この先生は、前の年までは、宮之城中学校を九州大会に導いていた先生なんだよね、確か。亀津は小学校も、強いバンドという地域なので、こうしてすぐにサウンドを構築完成出きるのは、少々羨ましい。

鹿児島市立吉野中学校吹奏楽部 (指揮 : 江口博人) 九州大会銀賞 
課題曲 1: 道祖神の詩(福島弘和)
自由曲 :
「スペイン狂詩曲」より 祭り(M.ラヴェル) 非常に人数も多く、重量感のある、全日本を視野に入れたサウンドという感じがする。鹿児島市内の学校は、その人数も手伝って、やたらとがなりたてるバンドが多いんだけど、この学校はそんな中では、飛び抜けて、音楽を演じているという印象を聴く者に与える。これはひとえに、指揮者の音楽作りに対する情熱ときめ細かさのたまものだろう。ただ、スペイン狂詩曲を演奏するには、テンポ感や、フランスものを演出する為にサウンドの構築までは、手が回らなかったようだ。しかし、鹿児島の中学バンドの中では、最も全日本に近い位置にあると思うので、懇意後の活躍に多いに期待したいところ。

出水市立米ノ津中学校吹奏楽部 (指揮 : 福島玲士) 九州大会銀賞
課題曲 2: をどり唄(柏崎真一)
自由曲 : パックス・ロマーナ(阿部勇一) 2日目の鹿児島市内の重量バンドのサウンドに負ける事なく、1日目に演奏したこのバンドの艶やかな響きが代表をゲットした。米ノ津中って、かなり昔は、女声合唱団も非常に繊細なサウンドを持っていたのを記憶しているが、吹奏学部も、そのサウンドと音楽は非常に繊細なものを持っていた。ただ自由曲も地味だった部分もあって、代表については、どっちかな、ぎりぎりかな、とかいろいろと考えていたが、無事代表に収まったようだ。鹿児島市内のバンドも、こういうサウンドを参考にして行けば、そこにいい意味での重量感を加える古とで、かなり全体のレベルが底上げされるのでは・・・・と思うのだが・・・・。

鹿児島県立松陽高等学校吹奏楽部 (指揮 : 立石純也) 九州大会金賞全日本大会銀賞 高校の部、全日本コンクールへの鹿児島からの出場は初の快挙
課題曲 2: をどり唄(柏崎真一)
自由曲 :
管弦楽の為の「ジョージ・バーナード・ショー」的素描より「メジャーバーバラ」(W.ウォルトン/瀬尾宗利)
鹿児島県立川辺高等学校吹奏楽部 (指揮 : 福森利昭) 九州大会銀賞
課題曲 2: をどり唄(柏崎真一)
自由曲 : ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲(Z.コダーイ)
鹿児島県立甲南高等学校吹奏楽部 (指揮 : 今村裕紀) 九州大会銅賞
課題曲 1: 道祖神の詩(福島弘和)
自由曲 : 「第六の幸運をもたらす宿」より 3.ハッピーエンディング(M.アーノルド)
前田学園鹿屋中央高等学校吹奏楽部 (指揮 : 谷口修美) 九州大会銅賞
課題曲 2: をどり唄(柏崎真一)
自由曲 : 地の精のバラード(O.レスピーギ)
鹿児島大学学友会吹奏楽団 (指揮 : 中野雄太) 九州大会金賞
課題曲 1: 道祖神の詩(福島弘和)
自由曲 : 大地と水と火と空の歌(R.W.スミス)
宮之城吹奏楽団 (指揮 : 幸喜 隆) 九州大会金賞全日本大会2年連続出場銅賞
課題曲 3: 胎動の時代−吹奏楽のために(池辺晋一郎)
自由曲 :
海の男達の歌 (R.W.スミス)
J.S.B.吹奏楽団 (指揮 : 東 久照)  
課題曲 1: 道祖神の詩(福島弘和)
自由曲 : オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」(W・ウォルトン)