春風るなさんへのエール
ブログでの「お願い」(2008年11月09日)を拝見して

2012年9月10日の渋谷道頓堀劇場のステージを持って引退されました。
ご本人のブログからその報告です。→ 春風るな永眠(2012年09月14日)


今回は私の個人的な感想です。

春風るなさんの舞台は素晴らしい。拝見するチャンスがそんなに多くはなかったので、まだまだ知らないことが多いと 思いますが、私のパソコンでは、るなさんのブログがお気に入りで登録してあり、更新されるのを楽しみにしておりましたが、 この度のブログでの「お願い」を拝読し、エールをおくりたくなりました。

ご自分でも書かれているように、不器用な女性なのだとお察し致します。女のずるさというものは、いい面もあり悪い面も あると思いますが、るなさんには女のずるさがまったく感じられない。もしかしたら他の女性なら、悩んだり鬱陶しいと思いながらも 表に出すことはなく、ファンを失うかも知れないようなことはうまく避け、器用に(ずるく)立ち回れたのかもしれない。

ブログを拝見した方ならわかると思いますが、るなさんはストレートに直球勝負のお願いを表明されました。
しかしながら、それをブログに書き込んだ直後に、自身で記事に対し、「こんな事を言って私はやっぱり間違っているのでしょうか。 (中略)どうしたらいいのかわからなくなってきました。」と一番にコメントを入れていることからも、随分、悩まれている様子が うかがえます。

こんなにストレートに考え悩んでおられる女性に、ある意味、非常に新鮮な感動を覚えました。
SMスナイパーのインタビューでも、一生懸命に仕事をするあまり、自分を追い詰めていたという話が紹介されていますが、 舞台に対しても一生懸命だったであろうし、お客さんに対しても、熱心なファン、道劇の常連さん、一見のお客さん、様々な お客さんに楽しんでもらえるよう、満足してもらえるよう、一生懸命だったのではないでしょうか?

SMスナイパーのインタビューでは、過呼吸で病院に運ばれるほど自分を追い詰めた結果、色んな教訓を身に付けていたと書かれいて、 それによればこう思うようにしたはずなのに〜〜「そんな風になってまでやらなきゃいけないことは何もないや、(中略)何が一番大事で 優先するべきことか、基本をよく考えないとうっかりそうなっちゃうんだなって。とりあえず今できることを普通にやって、焦ったり 無理をすることはやめようと思いました。」〜〜教訓を活かせたらよかったのに、、、るなさんはやはり不器用なんですね?

るなさんの心の叫びに対して、多くのメッセージが寄せられています。
真剣にるなさんのことを考えている方が多く、これだけまともな対話・呼びかけがされている踊り子さんのブログというのは、 非常に珍しいのではないでしょうか?(まるでまともなブログがないような言い方で済みません。)
それだけるなさんが一生懸命に舞台に取り組んできた証であり、「ステージだけでどれだけのお客さんを引き付けられるかどれだけ 楽しんで頂けるか本気で自分を試してみようと思います。」という目標が間違っていない証拠だと、私は思います。


参考)以下は、るなさんが出演されたときの観劇レポへのリンクです。
ミカド2006.3.18
道劇 2008.1.21
道劇 2008.6.26
まさご 2008.7.28
道劇 2008.8.3